検索条件を入力すると、検索候補が表示されます。上下の矢印キーを使って確認します。Enterキーを押して選択します。フレーズを選択した場合、フレーズそのものが検索にかけられます。検索候補がリンクである場合、リンク先のページに移動します。
入門ガイド
体験ホスト

食事を伴うAirbnb体験のホストとして、食事制限について知っておくべきことは?

本稿はAirbnbが作成し、汎米保健機構(PAHO)の食品安全衛生基準に準拠しています。

食品を伴う体験のホストは多様な食習慣のゲストを迎えますので、さまざまな食事制限について最新情報を確認し、対処の知識を身につけることが重要です。食習慣や食事制限についての知識が多いほど、フード体験の準備と事前の段取りは進めやすくなります。各体験をはじめる前に次の対策を講じましょう。

  • さまざまな食事制限にどの程度対応できるかを体験ページに明記します。
  • 各ゲストに食事制限の有無について問い合わせ、必要に応じて個別のニーズを詳しく確認します。アレルギーの程度や症状には個人差がありますので、予断は禁物です。また、関連する情報はすべて細かく控えておきます。
  • 食事制限に対応できるかわからない場合は、できるだけ早くゲストにはっきりと伝え、それを承知の上で体験に参加するかどうかの判断は各人に委ねましょう。

さらに、食品を伴う体験にゲストが現れた段階でもう一度、食物アレルギーや食事制限の有無を確認することが推奨されています。

食事制限の具体例

体験で遭遇する可能性のある食事制限や食習慣には次のようなものがあります。

乳製品不使用

乳製品(チーズ、乳糖、牛乳を含む食品)とその調理・加工品を避けます。 牛乳アレルギーの場合、乳製品に触った手を洗わずに食器に触れる、といったわずかな接触でさえも生命を脅かすおそれがあります。 乳糖不耐症のゲストにはラクトースフリーの乳製品で対応できますが、乳糖不耐症か牛乳アレルギーかは本人にしっかり確認する必要があります。

小麦とグルテン不使用(グルテンフリー)

グルテンフリーの食事制限では、グルテンを含む食品を避けなければなりません。 アレルギーではなく、グルテンへの消化器系の反応であり、グルテン不耐症からセリアック病まで症状の度合いはさまざまです。 グルテンが含まれるのは一般に、小麦、ライ麦、大麦などの穀類(特定のパン、パスタ、シリアル、さらには醤油や洗剤の原料になることもあります)です。 グルテンは食品に成分として添加されることもありますので、グルテン不耐性のゲストに食事を準備する前に食品表示ラベルをよく読むようにしましょう。

小麦不使用は、小麦タンパク質にアレルギーを持つ人のために小麦やその加工品を避ける食事制限でも行われます。 ゲストのニーズに合わせて、摂食可能な食材と不可な食材を慎重に把握しましょう。 小麦不使用の食事制限があっても、グルテンは食べられる場合もあります。 しかしグルテンフリーの食事制限の方は、すべての小麦にグルテンが含まれるため、小麦不使用の食事となります。

小麦アレルギーやグルテン不耐症の場合、グルテンに触れた手を洗わないまま配膳するなどのわずかな接触でさえも生命を脅かすおそれがあります。

ペスカタリアン

魚は食べますが、その他すべての肉類を避ける食習慣を指します。 ペスカタリアンは一般的なので、魚やベジタリアンメニューを用意しておくことをおすすめします。

ヴィーガン

植物由来の食品のみを食べ、動物性食品(肉、魚、鳥、卵、蜂蜜、乳製品など)を避ける食習慣を指します。

ベジタリアン

卵、牛乳、乳製品、植物性の食品は食べますが、肉、魚、鳥類を避ける食習慣を指します。 ベジタリアンの中には卵を食べなかったり、乳製品の摂取を制限している人もいます。 次のような例があります。

  • ラクト・オボ・ベジタリアン:卵と乳製品は両方とも食べます
  • ラクト・ベジタリアン:乳製品は食べますが、卵は食べません
  • オボ・ベジタリアン 卵は食べますが、乳製品は食べません

食物アレルギー

食物アレルギーとは、本来無害な食物タンパク質に免疫系が反応することを指します。

食物反応の90%はアレルゲン9種(ピーナッツ、ナッツ、卵、牛乳(乳製品)、ゴマ、甲殻類、魚、豆、小麦)によって引き起こされますが、 個人差がありますので、すべての食物はアレルギー反応を引き起こす可能性があると認識することが重要です。

食物アレルギーの中には全身に広がり、最悪の場合、死に至るアナフィラキシー(急性アレルギー)反応を引き起こすものもあります。 食物アレルギーのゲストの対応では、常に細心の注意が欠かせません。

体験の食品管理で不明な要素がある場合は、地域の保健所や弁護士に体験の内容を相談し、地域の法律遵守を徹底しましょう。

パレオダイエット

原始人の食生活を再現する食習慣を指します。 肉、魚、野菜、果物は食べますが、乳製品、豆類、加工食品は食べません。

妊娠

妊娠中の女性の多くはアルコール、魚、生肉など、特定の食品を控えます。 制限の目安は国や女性ごとに異なりますので、 食事内容を想定するのではなく、ゲストと直接詳細を話し合うことをおすすめします。 ただし妊娠中の体に害になる生の食品、火を完全に通していない食品、ソフトチーズは、いかなる場合も避けてください。

ローフード

火を通さない非加工食品のみに制限するか、制限するように努める食習慣を指します。

飲み物

ゲストには、アルコール、砂糖、カフェインを含まない飲み物の選択肢を必ず提供するようにしてください。

食事制限や食習慣には、常に合理的な範囲内で最大限に対応しましょう。提供できる選択肢を自主的に広げておくことで、対応は容易になります。食事制限や食物アレルギーはとても深刻なことですので、常にその認識を忘れないように心がけましょう。

この記事は役に立ちましたか?

関連記事

予約やアカウントなどのヘルプ記事を参照しましょう。
ログインまたは登録