長期滞在の集客に利用できるツール

リモートワークにより、多くの人が自宅以外の場所でより多くの時間を柔軟に過ごせるようになったことで、旅行を取り巻く環境が大きく変わってきています。この傾向はAirbnbゲストにも当てはまります。28泊以上の長期滞在は、昨年Airbnbで予約された合計泊数のうち20%以上を占めました。*

長期滞在をホスティングすると、カレンダーを予約で埋め、安定した収入を確保し、ゲストの入れ替わりを減らすことにつながるため、清掃やゲストとのやり取りをより効率的に行えるようになります。長期滞在の集客に向けて、今すぐご利用いただけるツールとチェックリストをご紹介します。

長期滞在を求めるゲストの増加に伴い、旅行期間全体を通じて予約可能なお部屋を探すのは難しい場合があります。Airbnb 2022夏季アップグレードで導入される新機能「宿泊先の分割」により、ゲストは7泊以上滞在する場合、2箇所の宿泊先に分けて滞在することができます。

ゲストが特定の日付を入力するか、または柔軟な日付設定（1週間または1か月）を選択して、Airbnbの宿泊先を検索すると、同程度のリスティングが自動的に組み合わされ、希望する日付に合わせて「宿泊先の分割」として表示されます。ゲストは、表示された宿泊先を別々に予約する必要があります。

ホストのみなさまにとっては、「宿泊先の分割」機能で集客の機会が広がることになります。以前は、ゲストが1か月の旅行向けに宿泊先を検索する際、その期間中に予約可能な期間が2週間しかなかった場合は、リスティングが検索結果に表示されませんでした。「宿泊先の分割」により、ほかのリスティングと組み合わせて、ゲストの全旅行期間をカバーすることができるようになります。

リスティングが長期滞在を望むゲストの検索結果に表示されるように、カレンダーの設定でリスティングの予約可能状況を確認しましょう。長期滞在のゲスト向けに最大宿泊日数を28泊以上に設定してください。最低宿泊日数も設定できます。

長期滞在に対応できるよう、この機会にその他の設定を更新することを検討しましょう。ゲストが早めに事前予約をできるようにしたり、次のゲストのためにお部屋を用意できるよう、予約と予約の間に少し準備期間を設けたりするのもよいでしょう。

長期滞在向けに設定を調整する方法について読む

長期滞在を予約するゲストは、通常、割引が提供されるリスティングを探しています。月ごとに異なる料金を設定することも、月額定額料金を選択することもできます。

たとえば、リスティングが夏場に多くの人が訪れる海辺の街にある場合は、地域の需要に合わせて季節ごとに料金を調整することをおすすめします。

リスティングの1泊料金を下げることに抵抗を感じるかもしれませんが、平均空室率が20%（平均的に1か月あたり24日間の予約が入っている場合）であれば、長期滞在に20%の割引を設定しても同水準の収入を得ることができます。

リスティングの競争力を維持するのにも役立ちます。全世界のリスティングの半分以上が1か月以上の滞在に対して割引を提供しています。**割引またはカスタム月額料金は、ウェブブラウザを使用してリスティング設定の「料金設定と予約可能状況」セクションで設定できます。

長期滞在向け料金設定の戦略について読む

まず、リスティングの説明文に長期滞在を受け入れることを明記し、お部屋のアクセシビリティ機能・設備を記載することをおすすめします。さらに、たクオリティの高い写真をフォトツアーにまとめて、余すことなくリスティングの魅力を伝えましょう。

次に、滞在期間によって、ゲストのニーズがどう変わるかを考えてみましょう。長期滞在のゲストの注目を集めるには、必ず提供するアメニティ・設備をすべてリスティングページに記載しましょう。

ゲストは人気のアメニティ・設備（設備や器具がそろったキッチン、安定したインターネット接続、ペット同伴OKの宿泊施設など）を検索することがよくあります。アメニティ・設備を追加するには、リスティングの詳細で「編集する」を選択し、該当するすべての項目の横にあるボックスにチェックを入れます。

Wi-Fiの横にあるボックスにチェックを入れた場合は、リモートワークやオンライン学習を予定しているゲストにアピールできるよう、お部屋の回線速度を検証し、リスティングに表示することをおすすめします。これを行うには、「詳細を追加」を選択して、Wi-Fi通信速度テストを受けてください。

リモートワーカーのホスティングについて詳細を読む

*Airbnb社内グローバルデータによると、2021年の予約泊数のうち5分の1を、28泊以上の滞在が占めました。

**2021年12月31日時点のAirbnb社内グローバルデータに基づく。

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