長期滞在向けに月別の料金を設定する
注目ポイント
長期滞在向けに割引料金を提供すると、予約数を増やせる可能性があります
月別のカスタム料金を設定することができます
過去1年間で、「好きな場所に暮らす生き方」を求めるゲストが増える中、長期滞在の人気は上昇しています。Airbnbでの旅行全体のうち、28泊以上の滞在が5分の1を占め、全世界のリスティングの半数以上が長期滞在向けに割引料金を提供しています*。
月割を設定すると、ホスティングカレンダーが予約で埋まりやすくなり、リスティングから得たい収入を得やすくなります。Airbnbの長期滞在料金ツールを使えば、長期滞在向けの定額の割引や、月別のカスタム料金を設定することができます。
ニューヨーク市のホストOliverさんは「長期滞在向けの割引料金を提供すると、予約数を効果的に増やせます」と話します。「長期滞在の予約が増えれば、ゲストの入れ替わりに伴う作業も減ります」
月割の設定方法
割引料金の追加は比較的簡単ですが、手順やオプションは、モバイルアプリまたはウェブブラウザのどちらを使用するかによって異なります。通年で適用される定額の月割を設定する手順は、次のとおりです。
- モバイルアプリ。該当するリスティングを選択して「予約設定」をタップします。「料金設定」の下で「連泊割引」をタップし、「月額割引」にアクセスします。1泊料金に対するパーセンテージとして、提供する割引率を入力します。完了したら「保存する」ボタンをタップします。
- ウェブブラウザ。該当するリスティングを選択して、「料金設定と予約可能状況」「割引」の順にクリックまたはタップします。「月割」の横にある「編集する」をクリックまたはタップします。1泊料金に対するパーセンテージとして、提供する割引率を入力します。完了したら「保存する」ボタンをクリックします。
28泊以上の予約の場合は、料金ツールにより、1泊料金に1泊あたりの割引率をかけて月割額が自動的に算出され、ゲストの合計金額に適用されます。
年間を通して割引料金を変えたい場合は、ウェブブラウザを使用します。「月割」にアクセスして、「特定の月にカスタム料金を設定」をクリックします。ドロップダウンメニューを使って目的の月を選び、カスタム料金(パーセンテージではなく金額)を入力します。
月別のカスタム料金オプションを使えば、地域の需要に合わせて対応することができます。たとえば、ビーチやスキー場の近くにリスティングがある場合、繁忙期には割引を提供せず、閑散期の月には料金を下げることができます。
ここで設定した月別の料金は、以前に設定していたすべての週割や月割よりも自動的に優先されます。
考慮すべき費用
長期滞在料金を設定するにあたり、目安となる金額をすでに想定なさっているかもしれません。普段、前のゲストの滞在から次のゲストの滞在まで間が空く短期滞在をホスティングしているのなら、長期滞在型で予約数を減らして料金を下げた場合に諸費用をカバーできるかどうか検討してみることをおすすめします。
長期滞在型はリスティングの稼働率向上につながり、ゲストの入れ替わりが少なくなるため、対応しなければならないゲストのリクエストやメッセージのやり取りも減り、短期滞在型よりも安定した収入が見込めます。短期滞在の場合と同様に、次のような諸経費について検討してみましょう。
- 住宅ローンや家賃。長期滞在向けの料金を設定する際にこの金額を基準とすることができます。
- 消耗品費および定期サービス費用。公共料金(水道、ガス、電気)、清掃やガーデニングなどの定期的なサービスにかかる費用、ゲストに提供する消耗品(予備の石けん、基本的な調理用品など)の費用を料金に含めることができます。
- メンテナンス費用。改装から修繕まで、ゲストが快適に過ごせるようにするために投資する金額を料金に反映できます。
「まずはゲストからの予約が毎日入った場合の1か月の総収入を算出してみることをおすすめします」とOliverさんは言います。「それから希望に合わせて月割を調整すれば、収入の安定を図ることができます」
*Airbnb社内グローバルデータによると、2021年の予約泊数のうち5分の1を28泊以上の滞在が占めました。また、全世界のリスティングの半数以上が1か月以上の滞在に対して割引を提供しています(2021年12月31日時点)。
本記事の掲載情報は、公開後に変更されている可能性があります。
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長期滞在向けに割引料金を提供すると、予約数を増やせる可能性があります
月別のカスタム料金を設定することができます