事前の対策で悪天候による緊急事態に備える
悪天候に備えておくことは、ご自身とゲスト、宿泊施設を守ることにつながります。
この記事では、健康を中心とした救援活動・開発支援に取り組む団体「Americares」が提案する、ハリケーンや竜巻、熱波の発生時におけるゲスト支援や宿泊施設への損害軽減に役立つヒントをご紹介します。
ゲストをサポートする
ゲストは現地の気候に慣れておらず、悪天候による緊急事態が発生した場合に取るべき行動がわからない可能性があります。以下では、Americaresの提案に基づき、ゲストをサポートする方法をいくつかご紹介します。
重要な情報は書き留めるか印刷し、目立つ場所に置いておきましょう。
- 緊急時の連絡先:警察、消防、救急サービスの電話番号および国の緊急通報用番号(119、110、911、999、112など)を一覧にまとめます。
- 宿泊施設の住所:宿泊施設の完全な住所、主要な交差点やランドマーク、近隣エリアや地区、ゾーンの名前を提供します。
- 暴風雨シェルター:竜巻やハリケーン(または台風)が発生した場合の屋内退避場所(地下室、建物の内側にある窓や天窓のないお部屋など)を記載します。
- エリアの地図:想定される避難経路、コミュニティの緊急避難場所、冷房設備のあるクーリングセンターを確認し、記載します。ペットの同伴が可能な場所も記載しましょう。
リスティングページやメッセージ、キャンセルポリシーに、季節ごとの天候に関する情報を記載しましょう。
- ハウスルール:季節ごとの天候に関する基本情報を記載します。たとえば、「台風シーズンは通常6月から11月です。天気予報を確認し、現地当局の指示に従ってください」といった内容を伝えましょう。
- クイック返信と自動送信メッセージ:「メッセージ」タブのこれらの機能を活用し、悪天候が予測される場合に共有するヒントを保存しておきましょう。たとえば、熱波に見舞われた場合を想定し、暑さをしのげる場所を提案するクイック返信を作成しておくとよいでしょう。
- キャンセルポリシー:悪天候下では、エアコンのない宿泊施設や、キャンピングカー、テント、ツリーハウスなどのユニークな宿泊施設には、さらなる危険が及ぶ可能性があります。柔軟性のあるキャンセルポリシーを提供すると、ゲストは天気予報に基づき、十分な余裕をもって計画を立てることができます。
ホストとゲストが別途合意する場合を除き、キャンセルされた予約に対するゲストへの返金は、通常、リスティングに設定されているキャンセルポリシーによって決まります。リスティングが所在するエリアにおける大規模な事象により、予約の完了が妨げられる、または法的に禁止される場合は、Airbnbの重大な影響を及ぼす事象ポリシーが適用される可能性があります。
重大な影響を及ぼす事象ポリシーが適用される場合、ホストは手数料や不利な措置を受けることなく予約をキャンセルすることができ、リスティングのカレンダー上で当該日付がブロックされます。また、影響を受けた予約のゲストもキャンセルし、全額返金を受けることができます。本ポリシーの適用対象となる予約をホストまたはゲストがキャンセルした場合、受取金は支払われません。
ゲストに情報を伝える
Americaresでは、天候に関するアドバイスを記載したメッセージをゲストに送信することを推奨しています。地域のリソースについて改めて案内したり、滞在中に自らの身を守るためのヒントを共有したりしましょう。
宿泊施設への損害を軽減する
建物の耐候性を向上させることにより、ハリケーンや台風、竜巻による宿泊施設への損害を軽減したり、熱波の到来時に宿泊施設の快適さを改善したりできる可能性があります。Americaresは、宿泊施設の維持・安全確保のため、次の手順を推奨しています。
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