ホスト向けの重要な安全ガイドライン
この記事に記載されたホストの責任に関するヒントを参考に、ゲストの安全を確保しましょう。
投稿:Airbnb・2024年7月23日
更新日:2024年7月23日1分で読めます
安全上の問題に関する情報を把握しておけば、事前に計画を立て、ゲストにできるだけ快適な滞在を提供することができます。こちらの記事では、一般的な安全ガイドラインに従ってホスティングをするためのヒントをご紹介します。地域の法律、規則、規制はご自身でよく確認し、必ず遵守していただくようお願いいたします。
水泳に関する注意事項
プールはゲストの注目を集める魅力的な設備ですが、安全上のリスクをもたらす可能性もあります。プールを備えた宿泊施設の提供に関する細かな要件は地域によって異なりますが、ご自身とゲストの安全を確保するため、Safe Kids Worldwide(子どもをケガから守ることを目的とした国際的な非営利団体)が推奨する以下の対策をぜひご確認ください。
次のような安全用具・設備を提供しましょう。
- プール用の柵を設置する。高さが122センチ以上あり、自動閉鎖・自動ロック式扉の付いた柵を設置します。住居の壁などを囲いの一部として利用せずに、プールの周囲はすべて柵で囲む必要があります。
- プールエリアにつながるすべての窓やドアに警報器を設置する。
- 吸い込み防止の排水口カバーやポンプ用安全制御装置を設置する。排水口に吸い寄せられて身動きが取れなくなる事故を防ぐため、これらの設備の設置をおすすめします。
- 救助用具を提供する。救命フックや救助棒、救命浮輪、救急箱などを用意します。プールエリアに固定電話を追加することを検討しましょう。
ご自身で定期的に点検を行いましょう。
- 水の透明度と化学物質の濃度を測定する。この作業は決まったスケジュールで実施し、ゲストのチェックイン前に完了させる必要があります。
- 安全用具が配置されていることを確認する。この確認作業は、各チェックインの前に行ってください。
- プールエリアへの入り口を管理する。プールに続くペット用のドアや、小さな子どもがすり抜けたり、乗り越えたりできそうな箇所を確認しましょう。
ゲストに注意点を伝えましょう。
- リスティングページを更新する。リスティングの説明文に、プール用安全用具・設備の有無を明記します。たとえば、「子ども用と大人用のサイズの救命胴衣を用意しています。プール全体を囲む柵はありませんので、慎重な監視をお願いします」などと記載しましょう。
- ゲストにハウスマニュアルの確認を促す。排水口カバーや警報器、プール用の柵や扉など、提供する安全設備に関する情報を記載します。アームリング付き浮き具やプールスティックなどの水泳補助具や水中玩具は、溺水を防ぐものではないことを明確に伝えましょう。
- 安全に関する情報を掲示する。安全に関するすべての推奨事項、警告、および緊急連絡先を記載したパンフレットや標識を、プールから見える位置に配置します。子どもが行方不明になった場合はまずプールをチェックするよう、ゲストに注意を促しましょう。心肺蘇生法、Safe Kidsによるプールの安全チェックリスト、リスティングの住所も記載してください。
- 手の届く範囲で見守ることを推奨する。泳ぎが苦手な人や泳げない人には、常に手の届く距離で付き添うことが重要です。この注意点をハウスマニュアルに記載し、プールから見える場所に張り出しておきましょう。
- ウォーターウォッチャーカードと使い方の説明書を提供する。「ウォーターウォッチャー」とは、注意を切らさず、責任を持って水中の子どもたちを監視する役目を負うことに同意した大人を指します。
エレベーターの安全性
エレベーターは宿泊施設の利便性を高め、アクセシビリティを向上させる一方で、安全上のリスクも伴います。エレベーターの安全に関するガイダンスについては、地域の当局にご確認ください。
米国消費者製品安全委員会は、消費者に対して次の対策を推奨しています。
- 外扉と内扉の隙間が10センチ未満であることを確認する。エレベーターの安全性に関して確信が持てない、または懸念がある場合には、使用できない位置でエレベーターを固定するか、エレベーターへの入り口の扉をすべてロックします。エレベーターの設置を行う業者は、エレベーターの入り口に10センチ以上の隙間があかないようにしなければなりません。
- 資格を持つ検査員に住宅用エレベーターを点検してもらう。検査員が危険な隙間やその他の安全上の問題の有無を確認し、最新のASME A17.1, Safety Code for Elevators and Escalators(米国機械学会(ASME)が定めるエレベーターおよびエスカレーターに関する安全規定)に基づく点検を行います。
- 安全装置を入手する。外扉の内側に隙間を塞ぐためのガードを設置したり、扉と扉の間に入った子どもを検知してエレベーターを停止させる電子監視装置を設置したりすることで、隙間によって生じる危険を軽減させることができます。このような危険に対処するための安全装置を入手するには、エレベーターの製造メーカーまたはエレベーター設置業者に連絡してください。
ホストはAirbnbにお部屋を掲載することで、適用される法規則の遵守を保証しているものとみなされます。
防災設備
Airbnbではすべてのホストに対し、火災報知器と一酸化炭素検知器を設置し、定期的に点検を行い、リスティングページに最新の設置状況を記載することを強くおすすめしています。
- 地域の規制を確認する。正常に作動する火災報知器および一酸化炭素検知器を宿泊施設内に複数台設置することが求められる場合もあります。一部の都市では、各部屋に1台の設置が義務付けられています。
- 報知器・検知器をリクエストする。リスティングを掲載中の要件を満たすホストのみなさまを対象に、火災報知器・一酸化炭素検知器(一体型・配線不要の電池式)を無料で提供しています。ご利用には規約および条件が適用されます。
- リスティングページを更新する。ゲストは、一酸化炭素検知器が設置されているリスティングのみを検索結果に表示するように絞り込むことができます。「ゲストの安全」の「防災設備」の欄に設置済みの検知器に関する詳細情報を追加しましょう。
本記事の掲載情報は、公開後に変更されている可能性があります。
Airbnb
2024年7月23日
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