最終更新日：2024年1月25日

Airbnbは、根本的に、世界のさまざまな地域の人々が意義ある経験を共有し、世界をより近くに感じられるようにすることを目的としたオープンコミュニティです。Airbnbのコミュニティには、世界中のほとんどすべての国と地域から何百万人もの人々が参加しています。異なる文化、価値観、そして基準を持つ個人が関わり合う実に多様なコミュニティです。

Airbnbコミュニティは、あらゆる背景を持つ人々が、自宅からどんなに離れたところを旅しても、歓迎され、尊重されていると感じる世界の実現を目指しています。これが実現できるかどうかは、Airbnbのホストとゲスト、どちらにもあてはまる2つの根本原則、多様性の受け入れと尊重する気持ちにかかっています。これらの原則に対するAirbnbの誓約を共有することで、このコミュニティのすべてのメンバーは、自分が誰であっても、どこから来ても、どのように祈り、誰を愛するとしても、Airbnbプラットフォームで歓迎されていると感じることができます。Airbnbは、国籍、性別、婚姻区分、性指向などの要因に基づく個人の区別が一定の法域において許可又は要求されていることを認識しています。そのため、ホストに対し、現地の法律に違反したり、法的責任の対象となる行動をとるよう要求したりいたしません。Airbnbは、そのような許可や要求事項が存在する法域においては、本差別禁止ポリシーに指針を追加し、またポリシーの内容を調整して、その法域での許可や要求を反映いたします。

一企業の力ですべての人々に調和をもたらせるとは思っておりませんが、Airbnbコミュニティなら、すべての文化を越えた共感と理解を育むことが可能であるとAirbnbは考えます。Airbnbは全員が、違法な偏見、差別、不寛容はいかなる形式であれ、これをAirbnbのプラットフォームから排除するようあらゆる手段をつくすことを誓います。単なる法令遵守以上の協調の文化をAirbnbコミュニティ（ホスト、ゲスト、プラットフォームの使用を検討中の人々）の中に育んでいきたいと願っています。そのために、Airbnbの社員、ホスト、ゲストをはじめ私たち全員は、Airbnbコミュニティの結束を強化し、誰もがどこにでも居場所のある世界、歓迎されていると感じる世界をつくるというミッションの実現のために、以下のポリシーを読み、これに従い行動することに同意します。

• 多様性の受け入れ – 私たちは、本物のおもてなしと広い心で、あらゆる背景を持つ方々をお迎えします。ホストやゲストとしてAirbnbに参加することは、多様性を受け入れるコミュニティの一員になることを意味します。偏見、先入観、人種差別や憎悪は、Airbnbのプラットフォーム又はコミュニティにあってはなりません。ホストは、人種、宗教、国籍及び以下に記載されているその他の要因に基づく差別を禁止するすべての法律に従う必要がありますが、Airbnbは、法律の定める最低限の要求事項を遵守する以上のことを行うことを約束します。

• 尊重し合う気持ち – 私たちは、出会いや交流の場において互いに尊重し合います。Airbnbは、現地の法律や文化的規範が世界中で異なっていることを尊重しており、ホストやゲストには、現地の法律を遵守し、各自の見解が各自の信念や教育を反映しない場合でも、お互いに敬意をもって関わり合うことを期待しています。Airbnbのメンバーは、驚くほど多様な背景や経験、信念、習慣を私たちのコミュニティにもたらしてくれます。さまざまな背景を持つ人々を結ぶことによって、Airbnbはすべての人間が持つ共通の特性を理解し感謝を深め、誤った概念、間違った情報や誤解から偏見が生まれないようにします。

米国、カナダ、及び欧州連合域内のホスト向けの特定ガイダンス

一般的に、私たちは住宅及び公共施設に適用される連邦、州及び現地の法律すべてに精通するものとします。一部の法域では、ユーザーコミュニティの民権保護を拡大又は制限する追加の法的要件が適用される場合があります。ホストは、そのような法的要件を遵守する必要があります。本Airbnbの差別禁止のポリシーを遵守する義務に関してご不明な点があるホストの方は、Airbnbのカスタマーサービスにご連絡ください。近い将来、Airbnbは、アメリカ合衆国以外の法域について、差別禁止のポリシーのガイドラインを追加する予定です。これらの原則に従い、米国、カナダ、及びEU域内のホストコミュニティは、ゲストの宿泊受け入れを検討する際、及び実際に受け入れる際にはかかるルールに従うものとします。

人種、肌の色、民族性、国籍、宗教、性的指向、性別認識、配偶者の有無

• Airbnbホストは、以下を行ってはなりません。
  • 人種、肌の色、民族性、国籍、宗教、性的指向、性別認識、又は配偶者の有無に基づいて予約を拒否すること。
  • 人種、肌の色、民族性、国籍、宗教、性的指向、性別認識、又は配偶者の有無に基づいて異なる条件を課すこと。
  • 人種、肌の色、民族性、国籍、宗教、性的指向、性別認識、又は配偶者の有無を理由にゲストが宿泊をあきらめるように仕向けたり、ゲストを選り好みするようなリスティングを掲載したり、発言をしたりすること。

性別

Airbnbが、ユーザーに性別を割り当てることはありません。Airbnbでは、個人の性別はユーザー自身がユーザープロフィールで特定又は指定するものとみなしており、Airbnbコミュニティにも同様の対応を期待します。これには、コミュニティ内のユーザーが自らを特定する代名詞（彼、彼女、彼らなど）を尊重することが含まれます。

• Airbnbホストは、以下を行ってはなりません。
  • 性別に基づきゲストの予約を拒否すること。ただし、ホストが生活スペース（たとえば、バスルーム、キッチン、共用エリアなど）をゲストと共有する場合は例外とします。
  • 性別により異なる条件を課すこと。ただし、ホストが生活スペースをゲストと共有する場合は例外とします。
  • 性別を理由にゲストが宿泊をあきらめるように仕向けたり、ゲストを選り好みするようなリスティングを掲載したり、発言をしたりすること。ただし、ホストが生活スペースをゲストと共有する場合は例外とします。

• Airbnbホストは、以下を行うことができます。
  • ホストが生活スペースをゲストと共有する場合に、宿泊施設をホストと同じ性別のゲストにのみ予約可能とし、異なる性別のゲストが予約できないようにすること。

年齢と家族の状況

• Airbnbのホストは、以下を行ってはなりません。
  • 法律で禁止されている場合に、ゲストの年齢や家族状況に基づいて、異なる条件を課したり予約を拒否すること。

• Airbnbのホストは、以下を行うことができます。
  • リスティングにおける特定の年齢層のゲストや子ども／乳幼児連れにとって安全でない、又は不適切な特徴について、事実に基づく正確な情報を提供すること。
  • リスティングに適用される、特定の年齢未満のゲストや子ども／乳幼児連れの滞在を禁止するコミュニティ規定（シニア向け住宅など）、規制、法律についてリスティングページに記載すること。

障害

• Airbnbホストは、以下を行ってはなりません。
  • 実際の障害又は障害があるように見受けられることを理由に、ゲストを拒否すること。
  • ゲストに身体障害があることを理由に、異なる条件を課すこと。
  • 見込みゲストの代わりに、宿泊施設が身体の不自由なゲストのニーズを満たしているかどうかを独自に判断すること。
  • 身体障害の有無若しくは障害の程度、または障害に対応するために用いる手段についてゲストに問い合わせること。ただし、見込みゲストが自分の障害について話した場合は、リスティングがそのゲストのニーズに合うかどうかを話し合うことができ、またそうするべきです。
  • 移動機器の使用を禁じたり、制限したりすること。
  • 障害のあるゲストに追加の料金を課すこと。これには、介助動物を同伴するゲストにペット宿泊料金を追加することが含まれます。
  • ゲストに身体障害があるという理由で、ゲストが宿泊をあきらめるように仕向けたり、ゲストを選り好みするようなリスティングを投稿したり、発言をしたりすること。
  • （聴覚障害のある方々のための）中継オペレーターや（視覚障害のある方々のためのスクリーンリーダーを使う）電子メールなどの利用可能なアクセス手段を介してゲストとコミュニケーションを取るのを拒むこと。
  • 合理的配慮の提供を拒むこと。これには、障害のあるゲストが、宿泊施設に近い利用可能な駐車スペースを使用するなどの軽微な変更をハウスルールに加えるよう求める場合に、柔軟な対応を拒むことが含まれます。ゲストがこのような配慮を求める場合、ホストとゲストはやり取りする中で、お互いが同意できる方法を模索し、宿泊施設がゲストのニーズに合うようにすることが望まれます。

• Airbnbのホスト は、以下を行うことができます。
  • 宿泊施設のアクセシビリティ設備・機能（又は設備・機能の欠如）について事実に基づく正確な情報を提供し、身体障害のあるゲストが、宿泊施設が自身の個別のニーズを満たすかどうかを判断できるようにすること。

個人の好み

• Airbnbのホストは、以下を行うことができます。
  • 上述の場合を除き、Airbnbのホストは、法律で禁止されていない理由に基づいて、予約を断ることができます。たとえば、法律で禁止されている場合を除き、Airbnbのホストは、ゲストがペットを同伴する場合、又は喫煙者である場合などには予約を断ることができます。
  • リスティング内での食事制限を尊重するようゲストに要求すること（例：キッチンの使用についてコーシャやベジタリアンの食材に限定しているホストは、ゲストにもこれらの制限を尊重してもらうよう要求することができます）。これらの制限はハウスルールに明記されているものとします。たとえば、Airbnbのホストは、宿泊施設内で喫煙したいというゲストの予約を断ったり、宿泊施設に滞在するゲスト数に制限を設けることができます。

ゲストの予約を拒否する場合ホストは、拒否されてうれしい人はいないということを心に留めるものとします。ホストに見込みゲストの予約を拒否する適法かつ正当な理由があったとしても、Airbnbのコミュニティメンバーが歓迎されていない、又は疎外されたと感じる可能性もあります。ホストはありとあらゆる努力をし、さまざまな背景を持つゲストを歓迎する必要があります。（正当な理由を明示しているとしても）保護対象に該当するゲストからの予約を繰り返し拒否するホストは、予約を検討中のゲストに歓迎されていないという思いを抱かせ、Airbnbコミュニティの力を弱めてしまいます。Airbnbは、このような拒否を繰り返すホストに対しては、Airbnbプラットフォームの利用を一時停止することができます。

米国、カナダ、及びEU域外ホスト向けの特定ガイダンス

米国、カナダ、及びEU域外では、Airbnbの差別禁止原則に反するような、配偶者の有無、国籍、性別又は性的指向などの属性を理由に宿泊の区別する行為を、法的に許容或いは義務付けている国や地域もあります。これはAirbnbの差別禁止ポリシー違反に相当しますが、この場合は、現地の法令を破ってまでAirbnbのポリシーを遵守する必要はありません。また、逮捕、身体的危害、物的損害の実質的かつ明白なリスクを背負ってまでゲストを承認する必要もありません。このような地域にお住まいのホストは、特定のゲストの宿泊受け入れが法的に規制されていることをリスティングに明記し、宿泊希望者と問題に対する共通認識を図り、法的に必要な措置であることをAirbnbが確認できるようにしなければなりません。また、このような規制について伝える際には、事実のみを明確に述べ、軽蔑する言い回しは慎むこととします。中傷、侮辱表現は、Airbnbのプラットフォーム上でもコミュニティ内でも、その使用を固く禁止します。

当該地域内においてホストがAirbnbのポリシーに従わない場合

特定のリスティングに本差別禁止ポリシーに反する表現が含まれる場合、ホストはその表現を削除するよう要求され、本ポリシー及びその根底となる原則を理解し、従う意思があるかどうか確認を受けるものとします。また、Airbnbはその裁量により、当該ホストがAirbnbプラットフォームを利用することを一時的に停止するなどの手段を講じることができます。

保護対象の属性を理由にホストがゲストを不当に拒否する場合、又はホストの行動が本ポリシーで禁止されている要因が動機となったことを示す表現をホストが使用する場合には、Airbnbは、当該ホストのAirbnbプラットフォームの利用を一時的に停止するなど、本ポリシーに従って手段を講じることとします。

Airbnbコミュニティの成長とともに、私たちはAirbnbのポリシー及び実践が、「Airbnbプラットフォームを介した交流のすべてにおいて、ゲストもホストも歓迎され、尊重されていると感じること」という最も重要な目標に沿い続けるよう、取り組んでまいります。一般の人々、Airbnbコミュニティ、そしてAirbnbそのものにとり、こうした取り組みは最低限満たすべきものです。

その他の考慮事項

差別禁止ポリシーは、Airbnbが行う事業のすべての部分に適用されます。Airbnbは、Airbnbコミュニティに提供するさまざまなプロダクトについてさらなる考慮を必要となる場合があることを認識しています。下記にそのような例に該当する考慮事項をいくつかまとめました。

体験

性別に関する免除

• Airbnbの体験ホストは、安全な空間（悪影響や危険を増大させず、違法でない空間）を作り、参加者の安全とプライバシーを保護し、或いは法的又は文化的要件に従う必要がある場合、参加者の性別を1つに限定した体験を提供することができます。

アクセシビリティ対応／障害／合理的な配慮

さまざまな体験を幅広く提供していることから、Airbnb体験のホストは、ゲストのために体験の準備を最大限整えるため、場合により特定の身体的活動に関して参加するゲストの能力を尋ねることや、配慮の必要性について確認することが必要となります。さらに、体験ホストには次のような対応にご協力をお願いしています。

• 体験における身体的活動の性質について事実に基づく正確な情報を提供し、ゲストが自身の個別のニーズを考慮して体験が適切かどうかを判断できるようにする。

• 障害を開示したゲストや、体験のアクセシビリティ対応について質問のあるゲストと積極的に関わり、求められた合理的配慮について検討する。

• 応じることで活動の性質が大きく変わらない場合には、必要な合理的な配慮を提供することに努める。